
■アート特区プロジェクトは、株式会社大伸社ディライトとPLANT/ART Lab OMMがタッグを組み、様々なカルチャーシーンで活動する作家を応援し、活動の場所を共につくりあげてきました。
関西最大級のソフビイベントやアートブックイベント、またアートを企業に繋げていくプロジェクトなどを積極的におこなう中で繋がっていくアーティストたちが一堂に集まります。
また、CASO Loungeスペースでは「CROSSOVER」と題し、アート特区の活動拠点となるCASOやHORIE BASE CASOで開催される個展・グループ展を企画する延藤 剛(株式会社大伸社ディライト)による企画展フロアを設置。

■エントラスンフロアは、カルチャーシーンを応援する様々な企業やプロジェクトに繋がる空間構成になっています。
購入された作品の額装相談をフレームのプロがおこなうブースや、アートプリント・ショップ、ソフビイベントの応援から始まったクリエイターズソフビの現在を収録した書籍の販売、文化支援を実践している企業の紹介など、多くのアーティストやアートファンに知って頂きたいモノ・コトが集まります。
また、出展者エントリーが始まったART BOOK OSAKAや、12月に開催されるUNKNOWN ASIAの告知ブースや、ビリケンクリエイターズオーサカの12月、来年5月に向けた告知など、関西アートシーンの動きも皆様にお伝えいたします。

■セレクターズフロアには、関西でギャラリーやアートイベントを主催するディレクター・キュレーターの面々にご協力頂き、アーティストを選抜して頂きました。
セレクターには、先日開催されたディファレント京町堀アートフェアを仕掛けるチグニッタの谷口氏、関西の尖った現代アート作家たちを発信するgekilin.の飯野マサリ氏、関西で今一番アツイART BOOKフェア「ART BOOK OSAKA」、神戸を中心に現代アート分野でのキュレーションから展示空間の設営まで多くのアートの現場をサポートする美術作家・フリーキュレーターの高田雄平氏、若手イラストレーターが集まるアートレコード展「WANTED」を企画するZIMMA氏、京都から若手現代美術作家の精鋭を発信するGALLERY TOMO、関西最大級のクリエイターズソフビイベント「ソフコン」を主催するひとりでソフビ作家のロケット・ジャック氏。
若手作家から注目のソフビ作家まで、各イベントの個性が出る壁面として楽しめるフロアになっています。

■PRINT IS CREATIVEフロアと題し、有限会社サンクラールを中心に、様々な出力をメインにした作家で構成されたフロアも本展のカラーになっています。
特殊箔印刷でのアートプリントや、多色刷りフリーアートマガジンなどアート×印刷で注目のサンクラール・FACTORY01や、大判銀塩プリントなど写真分野で様々な作家をサポートしてきた京都のプリントラボ「AMS-Photo Labo Kyoto-」、同じく京都から若手アーティストたちが集まる「TSUGU(寺平美術平版)」からは実験的なUVプリントのアプローチを作家と共におこないます。
また10月に大阪府印刷工業組合が主催の印刷×アート注目のイベント「PRINT LOVERS OSAKA」に展示されたアートポスターの一部が展示されます。

■なにわあきんど塾同友会を中心として企画された企業の文化支援プロジェクト「招き猫プロジェクト」(Maneki-Neko Project)から、9月9日の一日だけ大阪・関西万博に展示され、住吉大社の特別祈祷をおこなった企業×アート招き猫120体の内、約60体が再集結します。またビリケンクリエイターズオーサカからはアートフォトスポットが登場するなど、今年一番縁起の良いアートイベントのひとつになります。
本展のプロディースを担当するアート特区プロジェクトの滝本章雄(PLANT/ART Lab OMM)が招き猫プロジェクトのアートディレクションをおこない、企業と作家のマッチングなども担当していました。
文化支援をどの様に広げていくのかを考えるきっかけづくりと、未来への期待を込めて空間を企画しています。
本展は企業の皆様と一緒に文化支援の仕組みづくりにチャレンジしております。
そのひとつとして、作家とより強く繋がって頂くサポートとして、出展作家の作品を所蔵して頂いたり、企業が運営するスペースでのコラボや、アートワークやオーダー制作など仕事としての依頼などを積極的におこなって頂いております。
関西のカルチャーシーンを企業が支え、アーカイブし、この先の文化を一緒につくり、広げていく未來。
そういう出会いがあるアートフェスとして皆さまに楽しんで頂ければと思います。
各フロアの出展作家情報などはフロントページに記載しております。